面積は1479平方キロメートル。周囲は、西北東の3方をメヒコ州に囲まれ、南にモレロス州と隣接する。州には属さない独立した連邦直轄地である。連邦区の行政の長は大統領によって指名されていたが、1997年に市民による選挙によって選出されるようになった。この選挙においては左翼野党である民主革命党のクワウテモク・カルデナスが当選し、以後2000年の選挙ではアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール、2006年の選挙においてはマルセロ・エブラルといった民主革命党候補が連続して当選し、民主革命党の牙城となっている。民主革命党の市政は社会保障や大気汚染を中心とする環境政策、同性婚の合法化や離婚手続きの簡略化など革新的な政策が目立つ[10]。
連邦区は、1824年に、当時のメキシコシティと周辺の自治体を範囲として誕生した。1928年には連邦区内にあった自治体を廃止し連邦政府による一体的な統治を実現した。現在では、自治体としてのメキシコシティは存在せず、連邦区の範囲全体を指してメキシコシティと呼ばれている。
◯行政区
1.アルバロ・オブレゴン(Alvaro Obregon)
2.アスカポツァルコ(Azcapotzalco)
3.ベニート・フアレス(Benito Juarez)
4.コヨアカン(Coyoacan)
5.クアヒマルパ(Cuajimalpa)
6.クアウテモク (Cuauhtemoc)
7.グスタボ・A・マデロ(Gustavo A. Madero)
8.イスタカルコ(Iztacalco)
9.イスタパラパ(Iztapalapa)
10.マグダレーナ・コントレーラス(Magdalena Contreras)
11.ミゲル・イダルゴ(Miguel Hidalgo)
12.ミルパ・アルタ(Milpa Alta)
13.トラウアック(Tlahuac)
14.トラルパン(Tlalpan)
15.ベヌスティアーノ・カランサ(Venustiano Carranza)
16.ソチミルコ(Xochimilco)
参照:ウィキペディア「メキシコシティ」